再発・難治性LBCLにCAR-T細胞axi-cel、標準治療として安全で有効
2020年6月7日
Journal of Clinical Oncology
米国の医療機関17施設で、白血球除去療法を実施した再発性または難治性大細胞型B細胞性リンパ腫(LBCL)患者298例を対象に、標準治療としてのCD-19標的キメラ抗原受容体(CAR)T細胞axicabtagene ciloleucel(axi-cel)の臨床転帰を検討。患者のうち129例はaxi-cel認可の根拠となったZUMA-1試験の適格患者基準に合致していなかった。 その結果、7%にグレード3以上のサイトカイン放出症候、31%に神経毒性が発生した。非再発死亡率は4.4%だった。最良総合効果達成率は82%、完全奏効達成率は64%だった。追跡期間中央値12.9カ月間での無増悪生存期間中央値は8.3カ月、全生存期間中央値は未到達だった。ECOGのパフォーマンスステイタス2-4およびLDH高値の患者で無増悪生存期間および全生存期間が短縮した。 ...
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