Singapore Indian Eye試験に登録した糖尿病患者656例を対象に、追跡開始時の飲酒状況と6年後の糖尿病網膜症(DR)発症または進行の縦断的関連を住民ベースのコホート研究で検討。対象者の平均年齢は58.8歳(平均偏差9.2歳)、男性54.4%だった。 その結果、ベースライン(2007-09年)でDRなし群(510例)の飲酒率は12.7%、追跡時(2013-15年)のDR検出率は16%だった。ベースラインでDRあり群(146例)の飲酒率は19.1%、追跡時のDR進行検出率は30.8%だった。多変量解析で、飲酒なし群に対する飲酒あり群のDR発症オッズ比は0.36(95%CI 0.13-0.98)、低頻度の飲酒群では0.17(0.04-0.69)だった。飲酒とDR進行に関連は見られなかった。 ...
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