腎臓移植レシピエント606例を対象に、スタチン使用による移植後新規発症糖尿病(NODAT)リスクを前向き縦断研究で検討。追跡期間中央値は9.6年で、スタチン使用者95例と年齢および性別でマッチさせた非使用者で比較した。 その結果、NODAT発症率は7.2%で、発症患者のスタチン使用率は73.3%だった。カプランマイヤー解析(log-rank検定のP=0.017)およびコックス回帰解析(ハザード比3.86、95%CI 1.21-12.27、P=0.022)では、免疫抑制薬やブドウ糖恒常性バイオマーカーなどの交絡因子に依存せずに、スタチンがNODAT発症と前向きな関連することを確認した。 ...
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