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世界の乾癬有病率、高所得国・高齢者集団で高い

2020年6月11日  British Medical Journal

世界の国別、地域別の乾癬有病率をの系統的レビューおよびメタ解析で検討。一般集団の乾癬発症率および有病率を報告した論文168編を対象とした。 その結果、成人の10万人年当たりの乾癬発症率は、台湾の30.3からイタリアの321.0とばらつきが見られた。乾癬有病率は東アジアの0.14%からオーストララシアの1.99%と地域によりばらつきが見られ、西ヨーロッパ(1.92%)、中央ヨーロッパ(1.83%)、北米(1.50%)、ラテンアメリカ南部の高所得諸国(1.10%)でも有病率が高かった。 世界の国の81%で乾癬の疫学的情報が不十分だった。発症率は、小児より成人の方が多かった。地理的分布にばらつきが見られ、高所得国や高齢者が多い集団で頻度が高かった。 ...