尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療、科学的根拠は弱い

尿失禁と骨盤臓器脱に対するレーザー治療の効果を検討した試験31件（対象者1530例）を対象としたシステマティックレビューを実施。方法論的統一性不足のためメタ解析は不可能だったため、結果はナラティブに報告された。 全試験で尿失禁および骨盤臓器脱に対するレーザー治療の効果が示されたが、レーザーの設定、アプリケーションおよび評価尺度の不均一性は大きかった。無作為化比較試験1件、コホート対照研究2件では尿失禁を対象とし、標準化された検証済みツールを使用していた。無作為化比較試験のバイアスリスクは低かったが、コホート対照研究では重大なリスクが確認された。 ...