1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. METex14変異陽性NSCLCへのテポチニブ、奏効率46%

METex14変異陽性NSCLCへのテポチニブ、奏効率46%

2020年6月13日  New England Journal of Medicine

リキッドバイオプシーおよび組織生検またはそのいずれかでMETエクソン14(METex14)スキッピング変異が確認された進行転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者152例を対象に、テポチニブの有効性と安全性を非盲検第II相試験で検討(VISION試験)。独立評価委員会の判定による客観的奏効率を主要評価項目とし、9カ月以上追跡した99例を評価対象とした。 その結果、テポチニブの奏効率は46%(奏効期間中央値11.1カ月、95%CI 7.2-推定不能)だった。リキッドバイオプシーのみで変異を同定した66例の奏効率は48%、組織生検のみで変異を同定した60例では50%だった。治験責任医師がテポチニブによるものと判断したグレード3以上の有害事象が28%に認められた(末梢性浮腫7%を含む)。11%が有害事象のためテポチニブ投与を中止した。 ...