原発性アルドステロン症の有病率は予想以上に高い
2020年6月13日
Annals of Internal Medicine
正常血圧患者289例、ステージ1高血圧患者115例、ステージ2高血圧患者203例、抵抗性高血圧患者408例を組み入れた横断試験で、レニン非依存性アルドステロン産生の有無と原発性アルドステロン症の有病率を検討。レニン非依存性アルドステロン産生の定量化および原発性アルドステロン症の確定診断には経口食塩負荷試験を用いた。 全血圧分類でレニン非依存性アルドステロン産生が見られ、産生量が多いほど血圧上昇、カリウム利尿、血清中カリウム値低下との関連が認められた。生化学的に明白な原発性アルドステロン症調整有病率の推定値は、正常血圧群11.3%、ステージ1高血圧群15.7%、ステージ2高血圧群21.6%、抵抗性高血圧群22.0%だった。アルドステロン-レニン比は、生化学的に明白な原発性アルドステロン症検出の感度および陰性適中率が低かった。 ...
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