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EU15+諸国のAAA死亡率、28年間で減少傾向

2020年6月14日  専門誌ピックアップ

世界疾病負担研究「Global Health Data Exchange」を基に、1990-2017年の欧州連合(EU)15+諸国を含む全19カ国の腹部大動脈瘤(AAA)死亡率の経時的変化を観察研究で検討した。 ジョインポイント回帰解析の結果、AAAによる年齢標準化死亡率(ASDR)は、女性は全19カ国で低下し、男性はギリシャ(5.3%増加)を除く18カ国で低下した。28年間でASDR低下度が最大だった国はオーストラリア(男性-65.6%、女性-50.4%)、カナダ(同-60.8%、-48.6%)で、女性のASDR低下度が最も小さかった国はギリシャ(-2.3%)、イタリア(-2.5%)だった。2017年のASDRは男女ともに英国で最も高く(10万人当たり7.5、3.7)、男性はポルトガル(同2.8)、女性はスペイン(同1.0)が最も低かった。最近の傾向は、男女ともに14カ国でASDRが増加したが、それ以前のASDR改善度よりも小さかった。 ...