水晶体超音波治乳化吸引術でシングルピースアクリル眼内レンズ(IOL)挿入予定の患者195例195眼を対象に、IOL 3種(SN60WF、XY-1、ZCB00V)の術後屈折予測誤差(PE)の短期的変化を無作為化臨床試験で比較した。 その結果、術後1日時に比べると、2カ月時の自覚等価球面度数(MRSE)およびPEの有意な近視化が全群に見られた(P<0.0001)。術後1日時および1カ月時のMRSEおよびPEに有意差は見られなかったが、2カ月時ではSN60WF群で他2群に比べ有意に小さかった(P≦0.0006)。術後1日から2カ月時までのPE変化量もSN60WF群で他2群に比べ有意に小さかった(P=0.0062)。IOLのタイプ、前房深度、角膜曲率の変化量にはPEの変化量と独立した相関が見られた。 ...
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