前立腺がんへのレルゴリクス、標準薬に優越性示す

進行前立腺がん患者930例を対象に、アンドロゲン除去療法（ADT）としてのレルゴリクス経口投与の効果および安全性を第III相試験で標準薬のリュープロレリン注射と比較した（HERO試験）。 その結果、主要評価項目に規定した48週間のテストステロン濃度の去勢レベル（50ng/dL未満）維持率はレルゴリクス群96.7％、リュープロレリン群88.8％で、差は7.9％ポイントとなり、レルゴリクスの非劣性および優越性が示された（優越性のP＜0.001）。4日時の去勢レベル達成率（レルゴリクス群56.0％ vs. リュープロレリン群0％）、15日時のテストステロン20ng/dL達成率などの主な副次的評価項目でもレルゴリクスの優越性が示された（P＜0.001）。主要有害心血管イベント発生率はレルゴリクス群2.9％、リュープロレリン群6.2％だった（ハザード比0.46、95％CI 0.24-0.88）。 ...