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小児OSAにアデノイド切除・口蓋扁桃摘出でQOL大幅改善

2020年6月15日  専門誌ピックアップ

小児OSAにアデノイド切除・口蓋扁桃摘出でQOL大幅改善 軽症ないし中等症の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)患児(2-4歳)60例を対象に、アデノイド切除・口蓋扁桃摘出の治療効果を無作為化試験で検討。試験を完了した53例を解析対象とした。 その結果、閉塞性無呼吸低呼吸指数(OAHI)の平均スコア変化量は、扁桃摘出群、対照の待機療法ともに低下したが、主要評価項目に規定したOAHIの群間差は小さかった(−1.0、95%CI −2.4-0.5)。副次評価項目に規定した閉塞性睡眠時無呼吸18(OSA-18)質問票で評価したQOLは、扁桃摘出群の方が改善度が大きく(スコアの群間差-17)、中等症の24例を対象としたサブグループ解析では、平均OAHIスコア変化量に-3.1と意味のある群間差が見られた。 ...