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グラム陰性菌血症への抗菌薬投与期間は短縮可能

2020年6月16日  Journal of the American Medical Association

合併症のないグラム陰性菌血症の成人504例を対象に、抗菌薬のC反応性蛋白(CRP)誘導下投与(CRPがピーク値から75%低下したら投与中止)、7日間投与、14日間投与の有効性を非劣性無作為化試験で比較。30日時の臨床的失敗発生(菌血症再発、局所化膿性合併症、遠隔合併症、臨床的悪化による抗菌薬治療再開、全死因死亡のいずれかの発生と定義)率を主要評価項目とし、非劣性マージンを10%に設定した。 主要評価項目は、30日間追跡したCRP誘導群164例中4例(2.4%)、7日間投与群166例中11例(6.6%)、14日間投与群163例中9例(5.5%)に発生し、CRP誘導群と14日間投与群の差は-3.1%(片側97.5%CI -∞-1.1、P<0.001)、7日間投与群と14日間投与群の差は1.1%(-∞-6.3、P<0.001)で、CRP誘導下治療と7日間投与の14日間投与に対する非劣性が示された。 ...