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ANCA関連血管炎にリツキシマブ長期投与で寛解維持

2020年6月16日  Annals of Internal Medicine

維持療法の第一段階(標準治療:18か月間のリツキシマブ投与)後に完全寛解を得た抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎患者97例(多発血管炎性肉芽腫症68例、顕微鏡的多発血管炎29例)を対象に、さらに18カ月間、半年ごとのリツキシマブ投与を実施した場合の再燃抑制効果をプラセボ対照無作為化試験で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した28カ月の無再燃生存率推定値は、リツキシマブ群96%、プラセボ群74%で、絶対差22%、ハザード比7.5(95%CI 1.67-33.7)となった(P=0.008)。リツキシマブ群の24%、プラセボ群の30%に重篤な有害事象が発生したが、死亡例はなかった。 ...