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外傷後敗血症リスクにHLA領域の遺伝子変異が関連

2020年6月17日  Annals of Surgery

2日超にわたり機械的換気を要した重度外傷患者1184例を対象に(傷害重症度スコア中央値33)、ヒト白血球型抗原(HLA)変異と外傷後敗血症および敗血症性ショックの関連を次世代シーケンス解析で検討した。 その結果、敗血症発症率は33%、敗血症性ショックは6%、院内死亡率は14%だった。HLA-Aペプチド結合溝内のアミノ酸変異(156Q)に敗血症のオッズ増加との関連(オッズ比1.50)、HLA-A*02:01に敗血症ショックのオッズ低下との関連が見られた(同0.52)。潜在的交絡因子で調整後も、この関連は重要性を維持していた。 ...