急性低酸素血症性呼吸不全に非侵襲的酸素療法で死亡減

急性低酸素血症性呼吸不全（AHRF）成人患者に用いる非侵襲的酸素療法と転帰との関連を無作為化試験の系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。90日全死因死亡率を主要評価項目、30日間の気管内挿管率を副次評価項目とした。 21試験（対象3370例）の解析で、標準酸素療法に比べると、ヘルメット型非侵襲的換気療法（NIV、リスク比0.40、95％信用区間 0.24-0.63、絶対リスク差－0.19、95％CI －0.37-－0.09、低度の確実性）およびフェイスマスク型NIV（同0.83、0.68-0.99、－0.06、－0.15-－0.01、中等度の確実性）で死亡リスクが低下した。25試験（対象3804例）の解析で、ヘルメットNIV（同0.26、0.14-0.46、－0.32、－0.60-－0.16、低度の確実性）、フェイスマスクNIV（同0.76、0.62-0.90、－0.12、－0.25-－0.05、中等度の確実性）および高流量経鼻酸素療法（同0.76、0.55-0.99、－0.11、－0.27-－0.01、中等度の確実性）で挿管リスクが低下した。 ...