前立腺がんHIFU後の追加治療の必要性をPSA低下率で予測

限局性前立腺がん患者703例を対象に、高密度焦点式超音波療法（HIFU）を用いた局所療法後の前立腺特異抗原（PSA）低下率で追加治療や根治治療の必要性を予測できるかを大規模多施設コホートの後ろ向き分析で検討した。 追跡期間中央値41カ月間で、PSA低下率中央値は73％だった。患者の30％に追加治療、13％に根治治療を実施した。Cox多変量解析で、PSA低下率はあらゆる追加治療および根治治療の独立の予測因子だった（各ハザード比0.96、P＜0.001、0.97、P＜0.001）。5年以内の追加的治療の施行確率は、PSA低下率が90％超で20％、10％未満で約70％だった。 ...