舌下神経刺激(HGNS)装置植え込み前に薬物睡眠下内視鏡検査(DISE)を実施した閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者27例を対象に、軟口蓋の経鼻的気道陽圧(PAP)値がHGNSの転帰を予測するかを前向きコホート研究で検討した。 その結果、HGNS奏効例(18例)は非奏効例(9例)に比べて、口蓋開通圧(palatal opening pressure)が有意に低値だった(平均値5.0cmH2O vs. 9.2cmH2O、平均差-4.2、95%CI -6.8--1.6)。年齢、性別、BMIで調整後、奏効例は非奏効例に比べて、口蓋開通圧が3.5cmH2O低かった(95%CI -6.7--0.4)。口蓋開通圧8cmH2O未満をカットオフ値とすると、陽性的中率82.4%、感度77.8%、特異度66.7%だった。 ...
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