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小児のCOVID-19、肥満で重症化リスク増加

2020年6月19日  JAMA Pediatrics

米ニューヨーク市の三次小児病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者の特徴と重症例・非重症例を後ろ向きに比較。2020年3月1日から4月15日までにCOVID-19の疑いで入院し、新型コロナウイルス検査陽性だった21歳以下の患者50例を対象とした。 対象患者50例のうち、27例(54%)が男児、25例(50%)がヒスパニック系、発症から入院までの期間中央値は2日で、40例(80%)に発熱、32例(64%)に呼吸器症状があったが、消化器症状があったのはわずか3例(6%)。最も多かった併存疾患は肥満(11例、22%)だった。16例(32%)が呼吸補助を要し、そのうち9例(18%)が機械的換気を要した。死亡は1例(2%)、重症例は乳児(全14例)でゼロ、免疫不全患者(全8例)でも1例のみだった。 2歳以上の患児で、肥満が機械的換気実施と有意な関連を認めた[9例中6例(70%) vs. 25例中5例(20%)、P=0.03]。入院時、36例(72%)にリンパ球減少症が見られたが、重症例と非重症例の間に有意差はなかった。重症例は、入院時のC反応性蛋白(中央値8.978m...