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OCTA画像の網膜血管径測定値、AOO画像より大きい

2020年6月21日  専門誌ピックアップ

健常者15例を対象に、波長掃引型光干渉断層血管撮影(OCTA)と補光学検眼鏡(AOO)の画像に基づく網膜血管径測定値を比較。走査画像は技師1名がOCTA(3×3mm2および9×9mm2)およびAOO(1.2×1.2mm2)で同日撮影、判定者2名が血管径を測定した(級内相関係数0.92、0.98)。 その結果、血管径測定値はOCTAの3×3mm2で55.2±16.3µmと最も大きく、次いでOCTA 9×9mm2の54.7±14.3µm、AOOの50.5±15.6µmだった(P<0.001)。測定値OCTAでAOOに比べ有意に大きく、AOOとの平均差は3×3mm2で4.7µm、9×9mm2で4.2µmだった(いずれもP<0.001)。45µm超の血管ではOCTAの3×3mm2で9×9mm2に比べ測定値が大きく(差1.9µm、P=0.005)、45µm未満の血管では小さかった(同-1.3µm、P=0.009)。 ...