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NSCLCの術後ペメトレキセド+シスプラチンは忍容性良好

2020年6月23日  Journal of Clinical Oncology

日本国内で7つの臨床研究グループに所属する医療機関50施設で、完全切除術を施行したII-IIIA期非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者784例を対象に、術後補助化学療法としてのペメトレキセド(PEM)+シスプラチン(CDDP)とビノレルビン+シスプラチンの有効性を無作為化第III相試験で比較した。 修正intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値45.2カ月での無再発生存期間中央値はビノレルビン+シスプラチン群37.3カ月、ペメトレキセド+シスプラチン群38.9カ月だった(ハザード比0.98、95%CI 0.81-1.20、片側のP=0.474)。ビノレルビン+シスプラチン群でペメトレキセド+シスプラチン群に比べ報告率が高かったグレード3-4の毒性は発熱性好中球減少症(11.6% vs. 0.3%)、好中球減少症(81.1% vs. 22.7%)、貧血(9.3% vs. 2.8%)で、各群1例で治療関連死が見られた。 ...