1歳までの入眠障害は自閉症スペクトラム障害発症の前兆
2020年6月23日
American Journal of Psychiatry
自閉症スペクトラム障害(ASD)を発症した小児の入眠障害発生状況および脳皮質発達との関連を検証。ASDの家族性リスクが高くASDを発症した患児71例、家族性リスクが高いがASDを発症しなかった患児234例、家族性リスクが低い乳児127例を対象に、親の報告に基づく入眠障害スコアと生後6、12、24カ月時に撮影したT1およびT2強調構造画像との関連を比較した。 その結果、ASDを発症した乳児で、生後6-12カ月時に入眠障害が見られる頻度が高かった。高リスクASD発症群でのみ入眠障害と生後6-24カ月の海馬体積の軌跡に関連が見られた。脳と睡眠の関連は海馬特異的で、扁桃体、尾状核、淡蒼球、被殻、視床の体積の軌跡とは有意な関連が見られなかった。 ...
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