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CKDの危険因子になり得る環境化学物質を特定

2020年6月23日  専門誌ピックアップ

慢性腎臓病(CKD)と関連を示す環境化学物質を特定すべく、米国国民健康栄養調査に参加した成人4万6748例のデータを解析。尿または血液中(262例)の化学物質とアルブミン尿および推算糸球体濾過量(eGFR)低下との関連を検査し、環境ワイド関連解析を用いて検証した。 その結果、環境化学物質262種のうち7種にアルブミン尿、eGFR低下またはその複合転帰のリスク増加との有意な関連が見られた。血清および尿中コチニン、血中2,5-ジメチルフラン、血中カドミウムにアルブミン尿との関連、血中鉛とカドミウムにeGFR低下との関連が見られた。血中カドミウムおよび鉛および揮発性化合物3種(血中2,5-ジメチルフラン、血中フラン、および尿中フェニルグリオキシル酸)に、アルブミン尿とeGFR低下の複合転帰との関連が見られた。 ...