HNSCCの化学放射線療法＋ペムブロリズマブは安全

標準線量（70Gy）でのシスプラチンベース化学放射線療法に適格な局所進行頭頸部扁平上皮がん（HNSCC）患者59例を対象に、化学放射線療法施行中および施行後のペムブロリズマブ投与の安全性および有効性を第IB相試験で検討。患者の34例がヒトパピローマウイルス（HPV）陽性、25例が陰性だった。 その結果、免疫関連有害事象によるペムブロリズマブ中止率は8.8％で、全例が化学放射線療法施行中に発生した。5日以上の遅延なしで予定線量70Gyを達成した患者の割合は98.3％、シスプラチンの目標用量（200mg/m2）達成では88.1％だった。治療終了時の完全奏効達成率はHPV陽性群85.3％、陰性群78.3％だった。 ...