骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折のPKP、背部痛残存の危険因子
骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折(OVCF)のため両側アプローチによる経皮的椎体形成術を施行した患者809例を対象に、術後の背部痛残存の発生率および危険因子を後ろ向きレビューで検討した。 63例(7.8%)に背部痛残存が認められた。このうち52例のデータの多変量ロジスティック回帰分析の結果、、背部痛残存の独立の危険因子として、椎体内のガス貯留(vacuum cleft)の存在(オッズ比2.93、P=0.032)、後部筋膜の浮腫(同4.11、P=0.014)、隣接椎間関節障害(同12.19、P<0.001)および分離した骨セメント分布(separated cement distribution、同2.23、P=0.043)が特定された。 ...
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