腎移植患者の骨密度減少にPPI使用との関連見られず
腎移植患者1774例を対象に、プロトンポンプ阻害薬(PPI)使用による骨粗鬆症リスクへの影響を検討した。移植後3カ月時のPPI使用率は83.3%だった。 潜在的交絡因子で調整した解析の結果、PPI使用はヒスタミン2受容体拮抗薬(H2RA)使用に比べて、股関節のTスコアの年間の傾き(β=-0.0039、95%CI -0.00497-0.0021)および脊椎のTスコアの年間の傾き(同-0.017、-0.049-0.083)との有意な関連が見られなかった。薬剤への曝露を初回の骨密度測定から6カ月以内の使用とした場合、2回以上の骨密度測定結果がある患者に限定した場合、年齢および性別で層別化した場合でもPPI使用とTスコアの傾きに有意な関連は見られなかった。 ...
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