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MET駆動性PRCCにsavolitinibが有望

2020年6月27日  JAMA Oncology

MET駆動性の転移性乳頭状腎細胞がん(PRCC)患者を対象に、METチロシンキナーゼ阻害薬savolitinibと標準治療薬スニチニブを第III相非盲検無作為化試験で比較(SAVOIR試験)。患者登録早期中止までに60例を無作為化した(savolitinib群33例、スニチニブ群27例)。 その結果、主要評価項目に規定した無増悪生存期間(PFS)中央値はsavolitinib群7.0カ月、スニチニブ群5.6カ月だったが、統計的有意差はなかった(ハザード比0.71、95%CI 0.37-1.36、P=0.31)。savolitinib群の14例(42%)とスニチニブ群の22例(81%)にグレード3以上の有害事象(AE)が発生し、それぞれ10例(30%)と20例(74%)がAEのため用量調節を要した。 ...