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胎児評価にCPR併用で妊娠転帰予測能改善せず

2020年6月28日  専門誌ピックアップ

単胎妊娠女性1万8731例の個別データを用いて、臍帯動脈拍動指数(UA PI)と中大脳動脈・臍帯動脈の血流比(CPR)を併用することで有害周産期転帰の予測能が改善するかをメタ解析で検討した。 対象症例の18%に複合周産期有害転帰(周産期死亡、胎児仮死による帝王切開または新生児集中治療室入室)が発生した。周産期有害転帰予測モデルの受信者動作特性曲線下面積はUA PI単独で0.775(95%CI 0.709-0.828)、CPR単独で0.778(同0.715-0.831)、UA PI+CPR併用で0.778(同0.714-0.831)だった。妊娠期間、出生児パーセンタイル、推定胎児体重パーセンタイルに基づくいずれのサブグループでも結果は一貫していた。 ...