日本国内の三次救命救急医療センター2施設で、弧発性外傷性脳損傷(TBI)患者1036例を対象に、年齢別の凝固障害の影響を後ろ向き観察コホート研究で検討した。 多変量モデルでの解析の結果、非高齢患者群で年齢およびTBI関連凝固障害と拡張グラスゴー転帰尺度(GOS-E)スコアの低下、院内死亡、呼吸器非装着日数(VFD)短縮との有意な関連が見られたが、高齢患者群ではいずれの評価項目についてもTBI関連凝固障害の有意な影響は見られなかった。65歳以降では凝固障害とGOS-Eスコア低下の相関度が低下した。 ...
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