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CVDリスクはSBP正常範囲内で 段階的に増加

2020年6月28日  専門誌ピックアップ

収縮期血圧(SBP)値が正常(90-129mmHg)で、従来の定義に基づくアテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の危険因子がないMulti-Ethnic Study of Atherosclerosis参加者1457例を対象に、SBP値と冠動脈石灰化およびASCVDの関連を検討。平均追跡期間は14.5年だった。 その結果、SBP値の増加に伴いASCVD危険因子、冠動脈石灰化、ASCVDイベント発生率が増加し、SBP値10mmHg増加のASCVDイベント発生の調整後ハザード比は1.53(95%CI 1.17-1.99)だった。SBP値の90-99mmHg群に対するASCVDイベント発生の調整後ハザード比は100-109mmHg群3.00(同1.01-8.88)、110-119mmHg群3.10(同1.03-9.28)、120-129mmHg群4.58(同1.47-14.27)だった。 ...