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早期CKD+肥満T2DMのアルブミン尿改善に内科治療より手術が有効

2020年6月29日  JAMA Surgery

ステージG1-G3かつ尿蛋白区分A2-A3[尿アルブミン/クレアチニン比(uACR)30mg/g超、推算糸球体濾過量30mL/分超]の早期慢性腎臓病(CKD)を合併したBMI 30-35の2型糖尿病患者100例を対象に、ルーワイ胃バイパス術(RYGB)と最善の内科治療によるアルブミン尿改善効果を無作為化試験で比較した。主要評価項目は、アルブミン尿寛解(uACR 30mg/g未満)とした。 その結果、24カ月時の主要評価項目達成率は内科治療群55%、RYGB群82%だった(P=0.006)。副次評価項目のCKD寛解率は内科治療群48%、RYGB群82%(P=0.002)、uACR幾何平均値はRYGB群で内科治療群よりも55%低かった(23.6mg/gCr vs. 10.7mg/gCr、P<0.001)。 ...