高リスク者への腎除神経術、3年後も降圧効果維持
2020年6月30日
Journal of the American College of Cardiology
Global SYMPLICITYレジストリに登録された高リスクコントロール不良高血圧患者2652例を対象に、腎除神経術(腎デナベーション)の降圧効果をリスクサブグループ別に検証した。 その結果、3年時の24時間収縮期血圧のベースラインからの低下量は全体で8.9±20.1mmHg、抵抗性高血圧群10.4±20.1mmHg、65歳以上群8.7±17.4mmHg、糖尿病群10.2±17.9mmHg、収縮期高血圧群8.6±18.7mmHg、慢性腎臓病群10.1±20.3mmHg、心房細動群10.0±19.1mmHgだった(いずれもP<0.0001)。アテローム動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクスコアが異なる患者での6、12、24、36カ月時の診察室血圧および24時間血圧の低下度は同等で、3年時も維持されていた。3年時の有害事象発生率はベースラインで心血管リスクが高い患者で高かった。 ...
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