高齢1型糖尿病の低血糖改善にCGMが有用

60歳以上の1型糖尿病患者者203例を対象に、持続血糖測定（CGM）による低血糖抑制効果を無作為化試験で検討。主要評価項目は、追跡期間6カ月間のうち血糖値が70mg/dL未満だった時間の割合とした。 その結果、主要評価項目中央値は、CGM群でベースライン5.1％（1日当たり73分）、追跡期間中2.7％（1日当たり39分）、標準血糖測定（BGM）群でそれぞれ4.7％（1日当たり68分）、4.9％（1日当たり70分）だった［調整後群間差－1.9％（1日当たり－27分）、95％CI －2.8％-－1.1％（1日当たり－40-－16分）、P＜0.001］。特に頻度の高い有害事象は、重症低血糖（CGM群1例、標準BGM群10例）、骨折（5例、1例）、転倒（4例、3例）、救急科受診（6例、8例）だった。 ...