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胸椎ヘルニア起因の急性脊髄症、亜急性や慢性と異なる

2020年7月1日  専門誌ピックアップ

胸椎椎間板ヘルニア起因の脊髄症手術を受けた患者28例のデータを用いて、急性脊髄症(72時間未満の発症)の臨床的特徴と放射線学的特徴を亜急性脊髄症(数週間以内の発症)および慢性脊髄症(1カ月超をかけて徐々に発症)と比較した。 その結果、急性群の患者は、亜急性群および慢性群の患者に比べて、年齢が有意に低く、BMIが高かった。急性群の大部分の患者では、上位胸椎に病変が認められたのに対し、亜急性群および慢性群の患者は全て、T8-9よりも下位の胸椎レベルに病変が見られた。急性群の患者の罹患胸椎レベルは、胸骨上縁と一致していた。 ...