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幼児期に喘息様症状あると後のCOPD発症リスク倍増

2020年7月2日  専門誌ピックアップ

コペンハーゲンの医療機関で1959-61年に出産した女性と出生児のペア3290組を対象に、幼児期の喘息様症状と後の慢性閉塞性肺疾患(COPD)発症との関連を検討。COPDは1994年以降の入院および処方薬の全国レジストリに基づき評価した。 その結果、児3290人の4人に1人で幼児期の喘息様症状既往を確認した。喘息様症状既往あり群でのCOPDによる入院の調整後ハザード比は1.88(95%CI 1.32-2.68)、長時間作用型ムスカリン拮抗薬処方のオッズ比は2.27(同1.38-3.70)だった。幼児期の喘息様症状は50歳時の1秒量対予測値低下(%predicted FEV1、-3.36%)、FEV1/FVC比低下(-1.28)、GOLDステージ2以上のCOPD(オッズ比1.96、1.13-3.34)とも関連した。 ...