OSAの舌下神経刺激、経口検査と内視鏡検査の転帰予測能
2020年7月2日
The Laryngoscope
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)で舌下神経刺激療法を実施した無呼吸低呼吸指数(AHI)が15超/時の患者57例を対象に、経口検査と覚醒時内視鏡検査の相関と検査の転帰予測能について後ろ向きコホート研究で調査した。 術前の平均AHIは36.7/時で、舌下神経刺激後に18.3/時と有意に改善した(P<0.01)。した奏効率(AHIの低下が50%超でAHIが20未満/時と定義)は、全体で49%だった。経口検査時の挺舌と内視鏡検査時の舌根運動の相関は弱かった(K=0.10)。経口検査では、舌運動が最小から中程度の患者は、舌運動が完全な患者よりも平均AHIの低下は大きかったが(26.0±18.0 vs. 12.8±24.1、P=0.02)、逆に覚醒時内視鏡検査では、平均AHIの低下は小さかった(8.7±19.9 vs. 22.1±22.7、P=0.04)。 ...
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