生児出産後6カ月以内の妊娠で周産期死亡リスク増加か
2020年7月3日 専門誌ピックアップ
妊娠間隔と有害周産期転帰の関連を系統的レビューおよびランダム効果メタ解析で検討。Medline、Embase、Scopusから抽出した既発表論文26編を対象とした。 プール解析の結果、妊娠間隔が6カ月未満群の6カ月以上群に対する周産期死亡の未調整オッズ比は、前回妊娠が生児出産群1.34（95％CI 1.17-1.53）、流産群0.85（同0.73-0.99）、死産群1.07（同0.84-1.36）だった。調整後の妊娠間隔と周産期死亡の関連を報告した高所得国の研究はほとんどなかった。この結果から、特に低・中所得国で、短期妊娠間隔と出生児出産後の周産期死亡リスクに関連があることを示唆している。 ...