1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 潜在性結核感染に4カ月リファンピシンが安価で有効

潜在性結核感染に4カ月リファンピシンが安価で有効

2020年7月3日  Annals of Internal Medicine

高所得国(オーストラリア、カナダ、サウジアラビア、韓国)、中所得国(ブラジル、インドネシア)、アフリカ諸国(ベナン、ガーナ、ギニア)で実施した無作為化試験2件の参加者データ(成人6012例および小児829例)を基に、潜在性結核感染症(LTBI)に用いる4カ月間のリファンピシン(RIF)治療と9カ月間のイソニアジド(INH)治療の医療費を比較した。 その結果、成人と小児ともに、イソニアジド治療の方がリファンピシン治療よりも1人当たりの医療システムの利用が多く、医療費が高かった。成人では、リファンピシン治療とイソニアジド治療の医療費の比は、高所得国0.76(95%CI 0.70-0.82)、中所得国0.90(同0.85-0.96)、アフリカ諸国0.80(同0.78-0.81)だった。小児でも同様の結果が得られた。 ...