若年ADHD患者でポリファーマシーが増加　米

2006-15年の米国外来医療調査データを用いて、2-24歳の注意欠陥多動性障害（ADHD）患者を対象にADHD薬および向精神薬のポリファーマシーの状況を横断研究で検証した。 その結果、ADHD薬の年間処方率は2006年の4.8％から2015年には8.4％に、ADHD薬の多剤併用率は16.8％から20.5％に、向精神薬多剤併用率は26.0％から40.7％に増加した。最も頻度の高いADHD薬の組合せは精神刺激薬＋α-2アゴニスト（67.1％）で、併用率が高かった向精神薬は選択的セロトニン再取り込み阻害薬（14.4％）、第二世代抗精神病薬（11.8％）だった。多剤併用の関連因子は年齢、女性（向精神薬）、公的保険加入、北東部および南部地域（ADHD薬）、メンタルヘルスカウンセリングや心理療法の施行および暦年だった。 ...