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眼科フェローの手術訓練、低用量カフェイン摂取で成績不良

2020年7月4日  JAMA Ophthalmology

手術経験2年未満の眼科フェロー15人を対象に、体重で調整した用量のカフェインおよびβ遮断薬の使用が網膜硝子体顕微手術訓練の成績に及ぼす影響を横断研究で検討。被験者は1日目にプラセボ、低用量カフェイン、高用量カフェイン、高用量プロプラノロール、2日目にプラセボ、低用量プロプラノロール、高用量プロプラノロール、高用量カフェインの順に摂取し、その都度手術シミュレーションを実施した(1日5件のシミュレーション訓練)。 その結果、低用量カフェインが、低用量プロプラノロールに比べて総手術スコア低下(557.0 vs. 617.0、P=0.009)、抗振戦動作スコア低下(55.0 vs. 75.0、P=0.009)、眼内での軌跡伸長(2298.6mm vs. 2080.7mm、P=0.048)、タスク完成時間伸長(14.9分 vs. 12.7分、P=0.048)との関連が見られた。カフェイン摂取後にプロプラノロールで治療すると成績は改善したが、低用量プロプラノロール単独に比べて総手術スコア(570.0 vs. 617.0、P=0.01)、振戦スコア(50.0 vs. 75.0、P=0.03)、眼内...