1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 頸動脈肥厚の治療効果でCVDリスク低下度を予測

頸動脈肥厚の治療効果でCVDリスク低下度を予測

2020年7月5日  Circulation

頸動脈内膜中膜肥厚(cITM)進行抑制に対する介入効果の度合いと心血管疾患(CVD)リスク抑制効果の関連をメタ解析で定量化。無作為化比較試験119件(患者計10万667例)を対象とした。 その結果、平均追跡期間3.7年で、1万2038例に複合主要評価項目(心筋梗塞、脳卒中、血行再建術施行または致死的CVD)が発生した。介入による1年当たり10μmのcITM増加抑制でのCVD相対リスクは0.84(95%CI 0.75-0.93)、20μm抑制で0.76(同0.67-0.85)、30μm抑制で0.69(同0.59-0.79)、40μm抑制で0.63(同0.52-0.74)だった。介入の種類と実施時期、追跡超音波検査までの期間などで試験を分類した解析でもほぼ同じの結果が得られた。 ...