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COPDの3剤併用療法、2剤併用より大幅に増悪を抑制

2020年7月5日  New England Journal of Medicine

過去1年間に増悪歴が1回以上ある中等症ないし最重症慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者8509例を対象に、ブデソニド(2通りの用量)+グリコピロニウム臭化物(LAMA)+ホルモテロール(LABA)1日2回の3剤併用療法のの有効性および安全性を52週間の無作為化第III相試験で検討(ETHOS試験)。 患者を(1)ブデソニド320μgの3剤併用療法、(2)ブデソニド160μgの3剤併用療法、(3)LAMA+LABA、(4)ブデソニド320μg+LABAに1対1対1対1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目は、中等度または重度の年間COPD増悪発生率とした(修正ITT集団)。 修正intention-to-treat解析の結果、中等度または重度の増悪の年間発生率はブデソニド320μgの3剤併用群1.08、同剤160μgの3剤併用群1.07、LAMA+LABA群1.42、ブデソニド320μg)+LABA群1.24だった。3剤併用群は2剤用量群に比べ、増悪発生率が有意に低く、ブデソニド320μgおよび160μgの3剤併用群のLAMA+LABA群に対する増悪発生率比は0.76(95%CI 0.6...