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変性脊椎すべり症、ESIで臨床転帰改善せず

2020年7月5日  The Journal of Bone & Joint Surgery

手術療法または保存療法を予定している変性脊椎すべり症患者を対象に、組み入れ後3カ月以内の硬膜外ステロイド注射(ESI)の臨床転帰および保存療法と手術療法のクロスオーバーへの影響を4年間の後ろ向きコホート研究で検討。組み入れ患者数は非ESI群192例、ESI群74例だった。 組み入れ後4年間で、非ESI群とESI群の間で手術率に差はなかった(61% vs. 62%)。各追跡時点および4年間の平均で、患者報告転帰の変化にも差は見られなかった。最初に保存療法を受けていた患者では、非ESI群とESI群で手術療法へのクロスオーバー率に差はなかった。最初に手術療法に割り付けられていた患者の保存療法へのクロスオーバー率も、両群で差がなかった。 ...