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乳児の心臓手術中デキサメタゾンで術後合併症と死亡減らず

2020年7月6日  Journal of the American Medical Association

人工心肺を用いた心臓手術を施行する12カ月未満の乳児394例を対象に、デキサメタゾン1mg/kg術中投与による重大な合併症と死亡抑制効果を二重盲検多施設共同無作為化試験で検討した(DECISION試験)。 その結果、主要評価項目(術後30日以内の死亡、心筋梗塞、体外式膜型人工肺の必要性、心肺蘇生の必要性、急性腎障害、人工呼吸器の長期使用、または神経学的合併症の複合)発生率は、デキサメタゾン群38.1%、プラセボ群45.5%だった(絶対リスク減少7.4%、95%CI -0.8-15.3、ハザード比0.82、95%CI 0.60-1.10、P=0.20)。デキサメタゾン群4例(2.0%)、プラセボ群3例(1.5%)に感染症が発症した。 ...