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インフル予防接種で滑液包炎リスクがわずかに上昇

2020年7月6日  Annals of Internal Medicine

全米保健医療機関1020万施設のデータから成るワクチン安全性データリンクを対象に、インフルエンザワクチンの接種後の三角筋下滑液包炎発症リスクを人口ベースの後ろ向きコホート研究で推定。データリンクにはワクチン接種者294万3493例が含まれた。 ワクチン接種後0-2日のリスク期間に滑液包炎の症状を発現した16例と30-60日の対照期間に症状を発現した51例を特定し、自己対照分析手法(self-controlled risk interval analysis)で滑液包炎の発生率比を算出した結果、発生率比は3.24(95%CI 1.85-5.68)だった。寄与危険度は7.78(同2.19-13.38)で、ワクチン接種100万人当たり7.78例だった。 ...