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OAGの視野悪化危険因子に両眼性疾患、眼圧高値など

2020年7月8日  Ophthalmology

英国で未治療の開放隅角緑内障(OAG)患者516例を対象に、視野悪化の危険因子を無作為化プラセボ対照試験で検討(英国緑内障治療試験:UKGTS)。対象者をラタノプロスト0.005%とプラセボ点眼薬に無作為に割り付けた。観察期間は2年だった。 その結果、ラタノプロスト群のプラセボ群に対する視野悪化ハザード比は0.42(95%CI 0.27-0.67、P=0.001)だった。視野悪化の関連因子は、両眼性OAG(ハザード比1.59、1.02-2.50、P=0.041)、ベースラインの眼圧高値(1mmHg当たりハザード比1.07、1.02-1.12、P=0.008)、1回目の受診時の視神経乳頭出血(ハザード比2.08、1.07-4.04、P=0.030)だった。喫煙習慣(現喫煙者または喫煙経験者)に視野悪化ハザード比低下と関連が見られた(同0.59、0.37-0.93、P=0.023)。 ...