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原発性液性免疫不全が精神疾患と自殺行動に関連

2020年7月8日  JAMA Psychiatry

スウェーデン在住の1400万人以上を含むコホートを対象に、免疫グロブリン値に影響を及ぼす原発性液性免疫不全(PID)と精神疾患・自殺行動(自殺企図と自殺による死亡)の関連をコホート研究で検討。PIDの診断を受けた患者8378例(女性4947例)が確認された。 その結果、併存する自己免疫疾患で調整後、PIDに精神疾患(調整後オッズ比1.91、95%CI 1.81-2.01)と自殺行動(同1.84、1.66-2.04)のオッズ増加と関連が見られた。PIDおよび自己免疫疾患を併存する患者が、精神疾患(同2.77、2.52-3.05)と自殺行動(同2.75、2.32-3.27)のオッズが最も高かった。PID女性患者は男性患者よりも精神疾患(同2.42、2.24-2.63 vs. 1.65、1.48-1.84)と自殺行動(同2.43、2.09-2.82 vs. 1.40、1.12-1.76)との関連が有意に強かった。 ...