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慢性副鼻腔炎の患者向けアプリで疾病負担の実態調査

2020年7月10日  Allergy

欧州で慢性副鼻腔炎(CRS)患者向けモバイルアプリmySinusitisCoach(mSC)の使用者626例を対象に、疾病負担の実態を横断的に評価した。 その結果、主要な症状は多岐にわたり、約半数で鼻茸が報告された。CRSコントロール不良の患者の割合は、視覚的アナログ尺度(VAS)による全般的副鼻腔炎症状スコアを基にすると47.3%、EPOS基準で40.9%だった。CRSによる睡眠の質および日常生活への影響度は、コントロール不良群の方が良好群よりも有意に大きかった。約半数に機能性内視鏡的副鼻腔手術(FESS)歴があり、4回以上のFESS施行患者を除くと、FESS歴あり群の方がなし群よりも報告した症状の重症度が低かった。FESS歴あり群で嗅覚障害に関するVAS値が高かった。 ...