レチウス腔温存RARPで長期の尿禁制とQOL改善
2020年7月10日
European Urology
米メッドスタージョージタウン大学病院で、同じ外科医が執刀したレチウス腔温存ロボット支援前立腺全摘術(RS-RARP)70件と標準ロボット支援前立腺全摘術(S-RARP)70件の転帰を比較。追跡期間中央値はRS-RARP群12.3カ月、S-RARP群46.3カ月だった。 全体的な尿禁制率は、追跡期間全体でRS-RARP群95.7%、S-RARP群85.7%(P=0.042)、12カ月時で97.6%、81.4%(P=0.002)と改善が見られ、尿禁制(セーフティパッド0-1枚)までの期間はRS-RARP群の方が短かった(44 vs. 131日、P<0.001)。多変量解析で、RS-RARP群で12カ月間の前立腺がんの複合指標(EPIC-CP)尿失禁およびQOLスコアが有意に改善したが、断端陽性率または生化学的再発との関連は見られなかった。 ...
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