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高リスクCKDのアロプリノール、eGFR低下を抑制せず

2020年7月11日  New England Journal of Medicine

進行リスクの高い3期または4期の慢性腎臓病(CKD)患者363例を対象に、アロプリノールによる尿酸低下療法の推算糸球体濾過量(eGFR)低下進行抑制効果を無作為化比較試験で検討した(CKD-FIX試験)。 症例登録の遅れのため、登録は早期に打ち切られた。主要評価項目に規定した104週時のeGFRのベースラインからの変化量は、アロプリノール群-3.33mL/min/1.73m2/年、プラセボ群-3.23 mL/min/1.73m2/年で、有意差は見られなかった(平均差-0.10 mL/min/1.73m2/年、95%CI -1.18-0.97、P=0.85)。重篤な有害事象の発現率はアロプリノール群46%、プラセボ群44%だった。 ...