イタリア北部で、18歳以上の軽度症候性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)連続症例202例を対象に、COVID-19による嗅覚や味覚の変化を症例集積検討で評価した。 ベースラインで調査を完了した202例のうち187例(92.6%)が追跡調査を完了した(55.1%が女性、年齢中央値56歳)。ベースラインの調査で嗅覚・味覚障害が突然発現したことを報告した113例を対象に嗅覚・味覚の変化の経過を評価したところ、55例(48.7%)は嗅覚・味覚障害が完全に消失、46例(40.7%)は症状が軽減、わずか12例(10.6%)が症状に変化がないまたは悪化したと回答した。嗅覚・味覚障害の持続とSARS-CoV-2感染持続に関連性は認められなかった。 ...
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